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予防歯科・定期検診

なぜ歯医者さんでの予防が大事か〜虫歯〜

虫歯は「ミュータンス菌」という細菌が原因でおこります。
ミュータンス菌は歯面に強烈に付着する性質を持っており、付着性のない細菌達もミュータンス菌を足掛かりにして、次から次へと歯面に付着していきます。
そして、細菌同士スクラムを組んだ固まり=バイオフィルムを形成します。
このバイオフィルムはたくさんの虫歯菌や歯周病の原因菌の住みかとなり、歯磨きや薬品では破壊することができないのです。

バイオフィルムという強力なバリアで守られた細菌は、糖分と結合して、歯を溶かす酸をつくります。まず、歯の表面にあるエナメル質を溶かし始め、エナメル質の下まで達すると、酸に弱い象牙質が急速に溶け、虫歯が早く進行していくのです。

いくら虫歯を削って詰め物をしても、虫歯菌自体がなくなったわけではありません。
定期的に虫歯菌そのものを減らさなければまた虫歯になってしまうのです。

なぜ歯医者さんでの予防が大事か〜歯肉病〜

日本人のほとんど(80%以上)は歯ぐきから血や膿が出る、歯ぐきが腫れるなどの歯周病にかかっていると言われていますが、歯周病は子供にも起こるのでしようか。

子供にみられるのは、歯肉が腫れたりする「歯肉炎」です。子供の歯肉炎は、将来的に歯周病に移行することが考えられますので、きちんと歯磨きを行うとともに、予防をしっかりしておくことが大切です。

また、大人の歯周病が食事で伝染することもありますので、注意しましょう。

たとえば、北欧のフィンランドでは、歯に何のトラブルがなくても3ヶ月に一度歯科医院に行くことが義務づけられています。どこも痛くないのに歯医者さんで何をするかというと、お口の中の診察と歯のクリーニングをして、虫歯の原因菌や歯周病の原因菌を取り除いてもらっているのです。意外かもしれませんが、1日3回歯磨きをするけれど歯医者に行かない人よりも、1日1回しか歯磨きをしないけれど、3ヶ月に1度、歯医者さんで歯のクリーニングと正しい歯磨きの仕方を教えてもらっている人のほうが、将来歯を多く残せるのです。

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予防すれば、多くの問題は防ぐことができます

問題が大きくなってしまう前に、ちゃんとクリーニングして、チェックしていけば多くの問題は防ぐことができるのです。

多くの方は、
「病気になれば病院に行って医者に治してもらえばいい。」
「虫歯になれば、歯医者さんに治してもらえばいい。」
とお考えになる方が多かもしれません。

しかし、そうなる前に「予防」がいかに大切かということが、今見直されています。ちゃんと自分の歯についてカウンセリングを受け、定期的に歯医者に通えば、虫歯になることもありません。何かあったとしても、ごく初期の状態で問題を発見して、たとえば虫歯であれば、歯を削らずに済ませることができ、痛い思いをしなくて済みますし、費用も時間も最小限で解決できます。

そういった虫歯や歯周病予防のための『予防歯科』に来られる方が最近は増えています。何も問題がないからこそ、その状態を維持していくために、定期的に歯科医院に行ってクリーニングをして予防していく。予防歯科では、定期的にカウンセリングと口腔内のクリーニングを行って、まず虫歯を作らないようにし、歯周病菌のコントロールをします。歯が白くなり、歯ぐきも健康的なピンク色になりますから、笑顔の印象も自然と良くなります。

歯がピカピカ、歯ぐきも美しい・・・。予防歯科で健康の維持&爽やかなお口を手に入れれば、気分も変わり、将来の病気の予防にもつながります。こんなに効果があって、安上がりで、気分のいい健康習慣はなかなかありません。歯医者さんで定期的に「予防クリーニング」をして、口の健康を保つかどうかはちょっとしたことのように感じてしまいます。しかし、それは本当の意味で自分自身を大事にするかしなかということであり、実際にあなた自身の寿命や健康度合いとなって跳ね返ってくるのです。

予防中心の歯科医療を行うと、

  1. 治療時間
  2. 治療回数
  3. 治療時の苦痛
  4. 治療費
  5. 生涯で失う歯の数

この5つが全て少なくてすみます。
虫歯にしても歯周病にしても、歯は初期に自覚症状が出ないので、ついつい歯科医院に行くタイミングや治療のタイミングが遅れがちです。しかし、発見が遅れれば遅れるほど、1〜5が雪だるま式にかさんでいくのです。予防しない以上、治療時間も、治療回数も、治療時の痛みも、治療費も、生涯失う歯の数もどんどん増えていきます。日本では「痛くなったら歯医者に行く」というのが当たり前ですが、それではあなたが失うものがとても大きいという事実に目を向けてみてください。口の中を健康に保つことは、癌や心筋梗塞、脳卒中などの病気にかかる確率も下がると言われています。

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一度削ったら、歯は二度と元に戻りません

虫歯などで一度削ってしまったら歯は二度と元に戻りません。削ったところに詰めものを入れたりかぶせたりして治療が行われます。多くの方々がそのことをとても簡単に考えてしまっています。一度歯を削ったり、抜いたりしてしまえば、二度と元には戻りませんし、すり傷や風邪とは違って、歯を削ってしまったら、厳密に言えば二度元の状態には戻らないのです。

本当にあなたの健康のことを考えるのなら、治療が必要にならなくて済むのが一番です。それには予防するしかありません。予防に本気で取り組んで、一生、口に関するストレスがない状態をサポートできることが、最も重要な歯科医の仕事のひとつだと思っています。天然の自分の歯に勝るものはありませんし、口の健康が崩れれば、全身にもいい影響はありません。

歯や歯ぐきが健康で、よく噛んで食べることができるというのは、大変重要な意味と役割がたくさんあります。ただ「食べる」という役割にとどまらず、生命の維持や、老化、生活習慣病防止にも大いに関係しているのです。

食べ物をよく噛んで、唾液をたくさん出すことで、食べ物の消化を助けるだけでなく、唾液腺から分泌されるホルモンが細胞の劣化を防ぎます。噛むことで、脳や自律神経も適度に活性して、認知症などを防止しているのです。
調査によれば、入れ歯を入れた人が認知症を発祥することが多いという統計が出ています。齢をとっても自分の歯がちゃんとそろっている人は、そうでない人よりもかかる医療費が少ないという結果も出ています。

年をとっても、自分の歯でごはんを食べられる、健康で幸せな未来を手に入れるためにも、定期検診を受けることをお勧めします。

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